44710人が本棚に入れています
本棚に追加
「きゃあぁぁ!」
美幸と私はその場に倒れもつれ合いになる。
「やっと捕まえたわよ!あんただけは本当に許さない!」
美幸は一生懸命抵抗して私から逃れようとするけど、絶対に逃がさない。
持っていた警棒も倒れた反動で手から落としてしまっているようだ。
「どきなさい奈緒!あんたにかまってる場合じゃないの!!」
「何都合のいい事言ってんのよ!私と聖の人生をメチャクチャにしておいて!」
「いいからどきなさい!!聖が!聖が!」
聖が?
改めて美幸の口から聖の名前を聞くと頭にくる。
「その聖をたぶらかして、弄んだのは誰よ!?」
私はそのまま暴れる美幸の上に乗り、
「覚悟しなさい!聖を惑わした罪は大きいわよ!!」
そう言って上から美幸の顔を殴りつけた。
「ちょ!マジでこんな事してる場合じゃないの!」
私は美幸の言葉など無視して殴り続ける。
最初のコメントを投稿しよう!