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「か、和哉!何・・・・・・てことしやがる!」
「俺はもうお前を父親だと思ってねぇ!由奈の邪魔をする奴はどんな奴でも殺す!」
そう言って何度も俺を刺し続けた。
次第に俺は痛みより寒さに襲われた。
何だよこれ?
何で自分の息子に?
ふざけるなよ?
俺は何もしていない!
正輝も俺が殺したんじゃない。
遥も俺が殺したんじゃない。
嫁も俺が殺したんじゃない。
龍平も俺が殺したんじゃない。
俺は何もやってないじゃないか!!
「地獄でお袋に土下座でもしてこい!」
そして俺は胸を刺された。
か・・・・・・かず・・・・・・や
なんて最後だ。
俺は一体何がしたかったんだ・・・・・・
自分が守りたかった家族に
殺されるとはな
皮肉な話だな・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
俺の長い人生はここで幕を閉じた。
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