10人目

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「か、和哉!何・・・・・・てことしやがる!」 「俺はもうお前を父親だと思ってねぇ!由奈の邪魔をする奴はどんな奴でも殺す!」 そう言って何度も俺を刺し続けた。 次第に俺は痛みより寒さに襲われた。 何だよこれ? 何で自分の息子に? ふざけるなよ? 俺は何もしていない! 正輝も俺が殺したんじゃない。 遥も俺が殺したんじゃない。 嫁も俺が殺したんじゃない。 龍平も俺が殺したんじゃない。 俺は何もやってないじゃないか!! 「地獄でお袋に土下座でもしてこい!」 そして俺は胸を刺された。 か・・・・・・かず・・・・・・や なんて最後だ。 俺は一体何がしたかったんだ・・・・・・ 自分が守りたかった家族に 殺されるとはな 皮肉な話だな・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ 俺の長い人生はここで幕を閉じた。
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