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「何してんだよお前!」
さすがに驚いてるな。
まぁ今はそんな事どうでもいいが。
「何しに戻ってきやがった。」
俺は気絶していたが、黒帽と親父の最後の方の言葉だけは聞いていた。
だから戻ってくる事も知ってたし、それによって由奈の病気の事を黒帽が知ったとも分かっている。
そしてこいつが塚本龍平の息子だって事も。
「お前を連れ戻しに来た!色々聞きたい事もあるんだ!」
「こんな状況じゃ無理だろ?ここで答えてやるよ!」
「・・・・・・じゃあ3つだけ答えろ!」
「その前に目上の人間には敬語を使えよ!」
黒帽は俺に何の躊躇いもなく質問してきた。
「何で聖をクリミナルに引き込んだ?光臣に親父を殺させたのはお前か?」
いきなり二つもか。
まぁいい。
「全ては由奈を守る為だ!」
由奈の病気を治すための資金を稼ぐ。
そのためにどうしてもクリアしないといけない条件。
それが龍平と悟の死だ。
悟を殺すのに少し慎重になり過ぎたかな?
そのせいで何人もの人間が死んだ。
聖はその被害者に過ぎない。
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