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黒帽は俺に背を向けたまま
「あぁもういい。」
何だよれ?
「じゃあこっちから一つ質問するな。」
「・・・・・・・・・・・・」
「由奈を本当に大事に出来るか?」
黒帽は瞬時に答えた。
「当たり前だ!!」
「そうか。」
それだけ言うと黒帽は去って行った。
外の車の出て行く音も確認出来た。
さぁ後は警察相手だな。
運良く悟が来ればそれでゲームクリアなんだがな。
数十分して警察が家に入ってきた。
「動くな!!警察だ!」
分かってるよ。
「逃げも隠れもしねぇ」
警察は全部で6人。
だけど悟の姿は見当たらなかった。
いたとしてもこれだけの警察相手にはさすがに無理だろうな。
まぁいい。
俺は一切の後悔をしていない。
俺は俺の道を行く。
光臣には悪いことをしたが、それも全部俺が背負う。
由奈幸せに生きろよ!
そして俺は警察に逮捕された。
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