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「今な車に蓮と裕也が乗ってる。」
蓮と……裕也?
「珍しい組み合わせね。どうしたって言うの?」
亮はゆっくり話し始めた。
3年前の呪組の推測。
それによって蓮と手を組んでいる事。
更には裕也が今回の事件の鍵を握っているとまで言う。
「裕也が?何で関係あるの?」
「さあな蓮がそう言ってるだけだ。俺もいまいち分からないしな。」
蓮が・・・・・・。
「だから教えてくれ!あいつらどこに行ったんだ?さっきお前が携帯の電源を落とす所を見たんだ。」
だから蓮は電話をしたのか。
「お前もあいつらの力になってやりたいんだろ?頼む!俺は俺で健太郎の敵を取りたいんだ!」
敵か・・・・・・。
「裕也をあの子達に合わせてどうしたいか分からないけど、もしあの子達に被害を与えるような事をしたら私が敵に回るからね!」
亮は笑顔で頷いた。
「じゃあ助手席に乗れよ。案内してくれ!」
後部座席に座っている蓮と裕也をチラっと見て何も話す事なく私は車に乗り込んだ。
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