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〓101番道路〓
ミント「ん……あれは……?」
ミントの視線の先には、Lv2のジグザグマに追いかけられて逃げ惑っている大人の姿が。
オダマキ「うわぁぁぁ!助けてぇぇぇ!」
ユウキ「だ、大丈夫ですかオダマキ博士!?今助けます!」
どうやら、逃げ回っているのがオダマキ博士らしい。
会うのは初めてだが、なんかこう……イメージと違う。
一応マミィと同じ研究者なんで、もっと凄い人だと思ってたんだけど……。
オダマキ「ユウキ君!……そこにある鞄の中にモンスターボールがある!そのポケモンを使うんだ!!」
ユウキ「は、はい!」
そのダメ博士を助けようとしている少年は、ユウキという名前らしい。
ユウキ「えー…どのポケモンを使えば…」
ミント「おい、そこの少年」
ユウキ「!?…誰だお前」
ミント「その博士を助けちゃ駄目だ。あんなLv2のジグザグマくらい素手で倒せなくてどうする。何事も他人に助けて貰おうなんて考え方は良くないと思うんだ」
ユウキ「いや、だからお前誰……」
ミント「全く、いい大人が情けないな。こういう大人がいるから世の中は駄目になっていくんだ」
ユウキ「あのさ、人の話聞けよ」
オダマキ「ちょっとユウキ君!早く僕を助けてくれ―――!!」
ミント「少年、あんな大人の言う事なんて無視しちゃいな」
ユウキ「お…おぅ……」
ユウキはオダマキ救出を放棄した。
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