少年は「神谷 仁」

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――40分後…… 「あぁ、久しぶりに運動した……。足が痛いや。」 夏の陽射しはぎらぎらと仁の躯を照らし、さっきまで降っていた雨なんて嘘みたいであった。 「ほんとうに夕方かよ……って、まだ3時半か。」 目を細めて空を見ながらとぼとぼと歩いていると以外と早く家に着いたようで、周囲はまだ陽炎に包まれている。
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