少年は「神谷 仁」

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少年は「神谷 仁」

夕立に霞む校舎…… 少年は放課後の教室に残り、ただ雨がやみ終わるのを待っていた。 「そろそろだな……。」 そう言うと少年は教室を出て階段を軽快に降りていった。沓を履き替えて外に出ると、雲の隙間から一筋の光が差し込んでいた。
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