眠ることにする

起承転結なら起とか。

半泣きで家から飛び出して来てしまった。
決してマザーコンプレックスではないが、ああも露骨に言われたら誰だって逃げたくなるさ。
しかも母親だぜ。

うぅ…とりあえず、落ち着いてパンを食べようと思う。
食べるのはもちろん、メロンパンだよ。
え、知らない？

……少し歩いたら学校が見えた
山にあるくせに無駄にでかい学校。
入試の時はこの大きさに目を輝かせていたけど、流石にでかすぎる。
最初の3ヶ月くらいは地図を頼りにしていた。
工廻なんてどっからきたんだろうかもまだ知らないし、誰も分からないんだろ。

そしてとうとうそのでかい学校に着いてしまった。
美少女どころではなかったのけれど、それでも自分にとっては珍しい行為をしたのに残念だ。無念だ。
でもさ、よく考えると文化祭の日に引っ越してなんか来ないだろ、と呆れて落胆。

－－早く教室に行こう…。