2人が本棚に入れています
本棚に追加
暫くその場で青年が立ち去った方を見ていた少女だったが、はっ!と気付き辺りを見渡し―――叫んだ
「此処、何処よ~!!」
少女の目の前に広がるのは、辺り一面に咲く花畑
「……誰か、居ないのかしら」
少女は、不安げな面影で、取り敢えず花畑の真ん中を歩き出した
「しかし、無駄に広い花畑ね。歩いても歩いても、花畑から出られないわ」
少女の中で、約30分くらい歩き続けていると
「……ハァ………ハァ……やっと……出れた」
少女は、息も絶え絶えで花畑から抜け出した
最初のコメントを投稿しよう!