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先に愛梨を起すことにしようかな。
理由?簡単だよ、部屋がリビングに近いからね。
兄さんの部屋は、愛梨の部屋の隣だけどね。
扉の前に立ち、ドアを開ける。
ノックの音がない?
どうせまだ寝てるし、愛梨の部屋をノックしてもほぼ100%返事こなないからね。
「愛梨、朝だよ?早く、起きて」
「うにゅ~後一億秒~~」
い、一億秒って…約96年も寝るの!?
な、何?計算早いって?
そこは気にしないで!!。
「早く起きないと、朝飯抜きだよ?」
「おはようございます、怜お兄様」
相変わらず食べ物に関してだけは敏感だよね。
それよりもお兄様……か。
僕と兄さん以外だったら、鼻血噴出しながら、気持ちの悪い笑み浮かべながら倒れてるんだろうね。
実際に愛梨にやってもらったら、相手の人、倒れちゃったし。
見てて気分が最悪になる程気持ち悪い笑みをうかべながら……ね。
僕と兄さんは愛梨が小さい時から一緒に居るから、耐性ぐらいはついているんだろうね。
「先に下へ逝って?ご飯はまだ食べちゃだめだよ?」
「はぁーい……怜兄、着替えるから部屋出て行ってね」
「はい、はい」
そう言って僕は愛梨の部屋を後にした。
二度寝は流石にしないと思うけど、もししていたら……一週間夕飯抜きだね。
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