一章 飛燕四号作戦

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「防弾チョッキを着て、作戦は二人でギャンブル場へ入店しルルーシュを監視、更にロロを注意しつつ、黒の騎士団の作戦を促進化する」   「わかりました。私は例の爆弾の設置ですね」   ユフィは嬉しそうに答えた。しかし、彼女の本心と僕の本心は悲しみで満ちていた。   「私はユフィーナでいる時は、お姉様を真似しているんです。」   いきなり、ユフィは自分がユフィーナでいるときの話をした   「へぇ、コーネリア皇女殿下をねぇ。だから、゛貴様等゛何だね」   「はい、コーネリアお姉様は私の憧れでしたから。ライはどんな事を意識しているのですか?」   「僕は昔の自分なんだ。何か仮面被っているとやりやすいんだ」   二人で、話していると心が安らぐ。これが彼女の力なのかもしれない   ビー、ビー、ビー   アラームが鳴った。作戦開始の時間がちかい事を知らせるものだ。 モニターには、ルルーシュとロロがエレベーターに乗るところが映った。   「ルルーシュとあれがロロですね」   「そうだね、今ギャンブル場では黒のキングが"ウサギ狩り"をしている。恐らく出くわしたら、いざこざが起きるだろう・・・黒の騎士団が事を起こすならこの時だ。」   「"ウサギ"と言うのはなんですか?」   「"ウサギ"はイレブンの"バニー"の事だよ、それを力を持っている者が奪って奴隷にするんだ。」   僕がそういうとユフィはまた、悲しい顔をした。 ユフィの知らない世界の黒い部分をこの一年間見てきた。彼女の知ら無かったブリタニアの事情が次々に明かされていく   「酷い」   ユフィはモニターに映る兄弟で傷つけ合い悲しむイレブンと、それを見世物にして笑うブリタニア人の姿を見て酷いと言葉を零した。   「ユフィ、悲しんでいる暇は無いよ。僕たちはこの現状を変える為に来たんだから!」   僕らはブリタニアのサザーランドにラクシャータさんが改良したサザーランドⅡに乗りこんだ、見た目は変わらないが武装と運動性はかなり高い。ラクシャータさんには悪いがギアスにかかってもらっているから僕の頼みは全て通る。
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