第一章 不幸なオヤジの伝説

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  そして静かにガッツポーズをするレーガン。 そうと決まれば、と。レーガンはベランダに干された少女の脇に手を挟み、ゆっくりと引き上げた。それだけだ。だというのに── 彼女の服は一本の長い糸となり、彼女の肌からハラリとはだけてしまったのだ。 「私の……オートマチックシールドが……」 肉食獣の如き瞳が、レーガンへと向けられる。 赤面した少女の顔に、剥き出しにされる白の羅列。それらが一斉に煌めいたのだ。 「はぁぐ!!!!!」 「痛ったあああぁぁぁぁぁぁ!!」  
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