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星空に願いを。(甘)
満天の星空、君と二人
「めっちゃ綺麗やなぁ…」
「そうだね。」
凄く綺麗なのは君だよと、照れ臭くて、台詞を口内に留めておく。
■星空に願いを。■
君が綺麗に微笑みながら、ずっと上を見上げてる。
「な、な、紫苑(シオン)!」
「なぁに?」
「今の見た?」
余程良い物を見たのか、興奮し、嬉しそうに頬を赤く染めている。
「ほら、また…!上みてみ、上!!」
「わ、ぁ…」
流れ星が大量に降り注がれる。その光景はとても綺麗で。人工の美と自然の美が上手い具合いに重なって、とても胸を打たれた。
「願い事言わないとアカンやんかっ!何にしよ~。」
「そう、だね…」
「ん、となぁ…。あ!お金持ちになれますように!!」
「クス…」
「なんや、馬鹿にしたなっ!」
「違うよ…。ただ、蜜樹(ミツキ)らしいなぁ、って…」
「…そんならええけど。そや、紫苑は?紫苑は何にしたん?」
「俺、は…」
「うんうん。」
「秘密だよ。」
「な、なんやねんそれー!」
■星空に願いを。■
(蜜樹と、ずっと一緒に居られますように。)
そう願ったんだよ。
(一生、離す気は無いけれど。)
それでも、願わずにはいられなかったんだ。
(結局、何願ったん?)(ふふ…、秘密。)(紫苑のいけずー!)
*END*
七夕だから…ね。
二人が幸せになりますように!そして、あなたの願い事が叶いますように!そんでもって私の願い事も叶いますようn(←)(黙れコノヤロー)
[20070707]
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