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水月「全く~あんたたちいつまでサボってんのよ」
声をかけてきたのは水月だった。
俺「水月~!?。」
慎二「み、水月こそ何してるんだよ、授業中だろ?」
慎二が驚きながらも不思議に思って言った。
水月「何言ってんのよ、
もうとっくに学校終わってるわよ!。」
俺「えっ!、もうそんな時間かぁ~。」
俺「あれ、じゃあお前は何でいるんだ?」
水月「これから部活よ、
そのついでで来たの。」
俺「何だそう言う事か。」
慎二「何だは無いだろ、孝之、せっかく水月が来てくれたのに…。」
慎二が言ってきた。
ちなみに、
慎二は友達を大切にするから、こういう事を言っているだけで、
決して好きだからではない……たぶん…。
俺「わりぃ~わりぃ~」
一応俺は謝っておいた。
水月「じゃあ部活だから。」
そう言って水月は部活の方へ向かって行った。
慎二&俺「ああ、じゃあまた明日な。」
慎二「じゃあ、俺たちも帰るか。」
慎二と一緒に帰った。
柊(ひいらぎ)町駅で降りた後、
慎二「このまま帰っても暇だし本屋寄ろうぜ。」
と言ってきたので、
今、俺たちは本屋にいる。
慎二「もうすぐ俺たちも受験だしお前も勉強しろよな~。」
慎二が言ってきた。
俺「良いんだよ、別に今の学力で入れる学校に行くから。」
慎二「う~ん……そうか…。」慎二が不満そうながらも納得?した。
慎二が受験対策の本を見ていたので
俺「ここに居ても暇だし別のコーナーに行くわ。」
と言った。
適当に歩いていたら、
絵本コーナーに来た。
そこに、自分と同じ制服を着た女の子がいた。
その子は、一番上にある本を取ろうとしてるらしく、
手を伸ばしているが、
あとちょっとってところで届かない。
俺は、その本を無言で取った後、
渡そうとしたら、
その子は、俺の顔を見てびっくりしたらしく
転けてしまった。
俺はびっくりしたけど、
手を伸ばして立たせてあげようとしたら、
その子は自分で立ち、
そのまま走り去ってしまった。
俺は少し呆然としていた。
ちょっと時間が足った後
慎二が
慎二「帰ろうぜ~。」
と言ってきたので、
少し考えたが、気にもとめずに一緒に帰った。
この時、
孝之はあの子と
あんな関係になるとは、
知る由もなかった。
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