始まりの朝

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「はぁ…はぁ…はぁ…」 スピードに追い付けねぇし。 全ての行動が、詠まれてるみたいだ。 体力が減り続け限界に近いのか、膝がガグガクと震える。 「何ですか。我に、近づくこともできないのですか」 余裕の顔で、クスクスと笑っている。 ちくしょう・・・。 遊ばれている。 仕方ない、使いたくなかったけど…。 「分かったよ、見せてやるよ」 刀を鞘に納め、腰を落とし抜刀の構えをする。 「面白い、我に居合い抜きで勝とう気でいるのか」 剣気を最高に高め、抜刀をした。 「これなら、どうだあああ!」 ・・・・。
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