夢見電気

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商店街を自転車で移動していく俺たち。 「3人でここに来るのも久し振りだなぁ」 「そうですわね、最後にきたのは去年の7月ぐらいですわね」 「まだ、1年じゃん。あの時そういえば、お兄は金髪の女の子を連れて歩いてたよね」 「あれは、同級生の神楽舞。フランス人と日本人のハーフだよ。フランスにもどる事になって挨拶してたんだ」 そんな、懐かしい話をしながら前に進んでいた。 そろそろ、着くはずなんだけど。 「あのお兄さま、この倉庫が最後で、商店街をぬけてしまいますわ」 あれ、場所を間違ったかな。 「ちょっとお兄、道まちがえないでよ!」 チラシを出し確認する。 場所は・・・ここだ、いやこの裏か。 自転車を倉庫の前に置き、歩いて倉庫の脇にある細い道を通っていく。 「ちょっと待ってよ!」 サクラとカレンも後をついてくる。
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