夢の境界線

夢見電気

細い道を進むと、看板が立て掛けてある。

【夢見電気】約３,５Ｍ左

「約３,５Ｍ左ねぇ」

案内通り進むと、こじんまりとした店がみえてきた。

「ついたね。てか、分かりにくすぎる！」

カレンの機嫌が悪くなるのも分かる気がする。

「とりあえず、入ってみましょう」

とサクラがカレンの手を引いて店に入っていくので、俺もその後に続いて中に入った。

店内は、外見とは違いとても綺麗で、日用雑貨やＴＶ、オーディオなどが数は少ないが置いてある。

「いらっしゃい、何をお探しで？」

いつの間にか老人が、隣で俺たちを笑顔で立っていた。