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遊心論12
見える能力は日を追って高まっていき昼夜関係なく霊が見える様に。
片道1キロの通学路には30体ほどの霊がいて、その見え方が様々、手だけ宙に浮いてたり地面に頭だけが転がっていたり道路の真ん中で下を向いて立っている者や突然飛びだしてくるパターンも。
そして一番大変なのは授業中だと言う。
一番後ろの席のまさとは他の子供達の背後霊で黒板が見えないらしい。
聞く所によると
誰にでも背後霊は憑いていて
少なくとも1体、多い人で7体ぐらい憑いているので
35人編成の教室には数えきれないほどの霊が。
この時点で霊が見えるのは当たり前になっていた。
本人はあまりにも日常生活に支障をきたすので少し嫌になっている様子。
そしてこの能力がさらに…
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