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「いやだからさ、マジなんだって。俺の耳が猫なんだって。」
さっき、俺の心の友…親友に猫人間の報告をした…
だけど、信じてくれなかった…
「なあ、俺忙しいんだ…美鶴…、寂しいならかのじ「いらん。お前に、教えたのが悪かった…じゃあな。」おい、ちょ」
プープー…
俺は、昨日彼女にふられた…
理由は、猫耳のせい…
。。。。
「良い年して、そんな趣味があったなんて…最低!」
「は?何のこと?」
昨日は、俺の誕生日だった。
二十歳の…
記念すべき二十歳の日に、いつの間にか猫人間になった俺…
年上の彼女に、猫耳を見られふられた…
「イヤイヤイヤ…」
洗面所に立ち尽くす俺…
「イヤイヤイヤ…」
何度も言うようだが、洗面所に立ち尽くす俺…
目の前の鏡には、俺がいた…
猫耳ついた…
。。。。
「はぁ、どうすっかなーこれ…取れねぇし…」
猫耳を半ば引っ張る感じて摘む…
「…仕事…どーしよ…」
とりあえず、同じ仕事仲間兼親友に連絡だ…
プルルルル…
「おお、美鶴今日仕事休みなんか?」
「いや、休みではない…」
「んじゃ、早よしねーと叔父さん怒ってるぜ…。ってか、何か用?」
「猫…人間に、なった…」
「………猫人間…だと?」
「うん、猫…。耳に尻尾も付いてる…」
地毛と同じ色の…
と付け足す。
「…やっぱ、今日休め。俺が叔父さんに伝えとくからさ。」
そして、上の状態に至る…
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