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そもそも、俺に猫になる要素とやらは全然無い気がする…
いや、1%も無いんだけど…
マジで…勘弁してほしい…
「仕事…どうしよ~…」
あんまり、深く考えてないけど言葉を発して居ないと動揺するからとりあえず喋る…
「猫…人間…。なんか、ゲゲゲの鬼太郎にこんなキャラクター居た気がするわー…あ…あれは猫娘か…いぇーい…一回猫人間なって見たかったんだよねー…」
な訳ないじゃん…まず、猫観点無いじゃん…買ってないし…
はあ、まあ取り敢えず…仕事…休も…
ダルそうに立ち上がりながら、携帯へ向かう…
ピーンポーン…
誰だ…
「宅配便でーす!」
どうしよう…こんな格好のまま…
内心そう思ってるけど、そのまま玄関へ向かう…
ガチャ…
「…宅配です!」
間はなんだよ…
適当にサインをすると…
「あのー…お似合いですネ「死んでください。」」
まだ、ジーッと俺を見てくる宅配野郎…
「…俺に何か付いてますか?」
未だにニコニコしながら見てくる宅配野郎…
「ええ、猫耳が…ぁと尻尾も。」
お尻をチラ見して言って来る宅配野郎…
「いい加減ドア閉めていいですか?」
半ばイライラしながら、聞くと…
「ダメダメ~、親友が来たじゃん!」
と、言ってギリギリで中に入って来た奴…
宅配なんて嘘だ…
「本当に猫人間じゃーん!」
ちょっとテンション上がりめで言われると…
「誰…君…」
マジ君誰…
親友とやらは俺を見て、目を大きく見開いた…
君…誰…マジ…
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