第15話

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暗い暗いこの世界に 希望という名の光は差し込まない 「彩」 誰かが、私をそう呼んだ。 でも、光が差し込まないから 相手が誰かなんてわかりやしない。 あぁ、でも声的には君か。 暗闇でも、私に声をかけるのは君ぐらいだもんな コツコツ   コツコツ     コツコ・・・ 足音が止まる。 「迎えに来たよ 彩」 動き出した歯車は、止まることを知らない
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