Story.1

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そのあと、あの時の彼が家庭教師として家に来て アタシは驚いた。 家では、いい子をやっているからばらされると思っていた。 「はじめまして」 でも彼は、恰かも会ったのが初めてのように会釈してきた。 「どうして、知らないフリしたんですか?」 「え?」 「この前街であったじゃないですか?」 そう言ったら、 フムと、深く考えて「あぁ、アレか…」と納得していた。 「俺はあくまで家庭教師、家庭事情を深く検索する必要はないだろ?」 アタシは、この時晴樹さんを知りたいと心から思った。 アタシの一目惚れ  
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