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そのあと、あの時の彼が家庭教師として家に来て アタシは驚いた。
家では、いい子をやっているからばらされると思っていた。
「はじめまして」
でも彼は、恰かも会ったのが初めてのように会釈してきた。
「どうして、知らないフリしたんですか?」
「え?」
「この前街であったじゃないですか?」
そう言ったら、
フムと、深く考えて「あぁ、アレか…」と納得していた。
「俺はあくまで家庭教師、家庭事情を深く検索する必要はないだろ?」
アタシは、この時晴樹さんを知りたいと心から思った。
アタシの一目惚れ
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