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錯綜する世界
深く
深く
沈んでいく・・・
頭上に注ぐ
一筋の光道が
明から暗へと
フェードアウトしていく
自身が人生の
歩む道のように
光から闇へと
もはや光は届かない
差し延べる手は
もう無い
独り静かに
深く沈んでいく・・・
さらに深く沈む
黒一色の世界は
安息とは程遠い
・・・
どれ程沈んだのだろう?
黒の世界に
ポツリ ポツリ
海の蛍が
身体を照らす
また見え始めた身体
新しい世界
自身の心の窓が
ゆっくり・・・
開く
そう
ゆっくりと
私は生きれる
どんな境遇でも
鮮やかな色彩の世界が
私を見捨てはしない
生き酔う・・・。
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