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おじいさん)「行ってしまったね・・・。
本当にこれで良かったのかい??
今から追いかければまだ間に合うんじゃ・・・」
おばあさん)「いいえ。
これで良いんですよ。
っさて!そろそろ私は洗濯に行ってきますね!」
山南)「おじいさんとおばあさんは沢太郎の背中を見えなくなるまで見守りました。
沢太郎はおじいさんとおばあさんの姿が見えなくなると地面にしゃがみ込み泣きはじめました。
おじいさん達の前では強がっていた沢太郎ですが、やはり10年間共に過ごしてきたのですから寂しいに決まっています。
するとそこへ1匹の猿が草の茂みからテコテコと出てきました。」
猿)「あ、あの・・・。
貴方の腰に付けたそれ・・・きびだんご・・・ですよね??
もしよかったら私に1つに頂けませんか??
昨日から何も食べていなくって・・・。」
山南)「出てきた猿に対し沢太郎は無視をしつづけます。」
猿)「あの・・・?」
沢太郎)「・・・。」
猿)「 もしも~し?」
沢太郎)「・・・。」
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