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「え?
琴音・・・さん??
なんでこんな所にっ!?
あれっ!?
これって夢ですかね??
・・・ッイテ。
夢じゃない・・・??」
プチパニックを起こして自分の頬を抓って夢か現実かを確かめている沖田。
そんな沖田の様子を見て琴音は改めて『あぁ・・・自分は新撰組へ戻って来たんだな』と実感しクスりと笑みを零す。
そして琴音は屯所へ入って来てからずっと気になっていた事を聞いた。
「あの・・・沖田さん。
今日の屯所何だか少しおかしくないですか??
門番さんは居なかったし、稽古をするの音も聞こえてこないし・・・。
それに・・・
蔵の中から悲鳴みたいの聞こえて来ますし。」
琴音のその言葉に沖田は顔を曇らせた。
屯所内に沈黙が訪れる。
暫くすると沖田は一つ一つ言葉を選びながら話始めた。
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