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「沖田さん・・・痛いです。
ていうか、肝心な事答えてないですよねっ!!
あの蔵から聞こえて来るの何なんですか!?」
すると沖田は一瞬驚いた顔をすると直ぐに笑顔に戻した。
目は笑って居ないが・・・。
そんな笑みのまま沖田は口を開いた。
「あれは・・・」
琴音は身を乗り出して話を聞く。
沖田と琴音の顔はかなりの至近距離。
軽く押されただけでくっつきそうな距離だ。
その距離に沖田は胸を高鳴らせる・・・が、琴音本人は全く気にしている様子がないようだ。
「あれは・・・?」
「あれは・・・??」
「あれは・・・
きっと土方さんがお腹痛くてあんな声出しているんじゃないですか??」
琴音は、
「・・・ごめんなさい。
沖田さんに聞いた私が愚かでした。他の人を当たります。」
と一言いうと沖田の返事を聞かず屯所の奥の方へ向かって行った。
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