出会いは、五線譜の中で。

5/6
前へ
/58ページ
次へ
僕は、しばらく窓にもたれ掛かって、その音色を目を閉じて聴いていた。 なんて滑らかな音なんだろう… ふと、その音を発する方を見れば、 長い黒髪を揺らしながら演奏する後ろ姿があった。 「何年生だろう…」 …その時はまだ、 それくらいの 感情しかなかった。 .
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

149人が本棚に入れています
本棚に追加