ずっと…好きだった。

片思いの始まり

僕は、それから音楽室から漏れるその音色を楽しみにしていた。

たまに躓いて、しばらく無音な時もあったりして。

それでも時間が許す限り、
窓にもたれ掛かって聴いていた。

たまに音楽の先生の指導を受けているであろう彼女を眺めて。

僕は、その場を離れられずにいたんだ。

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