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「steal・・・盗みか。素晴らしい二つ名だよな?そう思うだろ?ファントムの嬢さん」
「我ら八神目の目的を忘れたの!?」
スティールと呼ばれた男は首を横に振った。
そして小さく、忘れてなどいないと呟いた。
「なら、なぜ・・・」
押し殺したような声。
認めたくない。
だが、気を確かにもつんだと。
リアトは自分に言い聞かせる。
「それよりさぁ・・・いいのか?リアト・・・レイアもゴルチエもヨシトキも!!他の八神目はいないんだぜ!」
「だから、どうした・・・」
「お前の目は暗闇じゃあ・・・意味がない」
冷たい風が体を襲った。
実際には風など吹いていない。
男の殺意。それがそう感じる原因であった。
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