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体育館へ移動し、入学生入場の拍手を受けた後、校長の退屈で長い話が始まった。
光が反射して校長の頭が光っている。
眩しい…眩しすぎるよ。
なんか今にも、目がぁ~目がぁ~ってなりそうなくらい眩しいよ。
ふぁ~、眠い。早く終わらねぇかな。
それにしても、このツルハゲ校長、さっきから自分の自慢話ばっかしてるじゃないか。
校長の若かれし日のことはどうでもいいからさっさと終わらせてくれよ。
もしかして、校長の若い頃って髪の毛フサフサだったのかな…。
僕はそんなことを思いながら、校長の永遠かと思える長い話をぼーと聞いていた。
ああ~、暇だ。暇すぎる。
何故校長の自慢話を永遠と思えるほどを聞かされなきゃいかんのだ。
いつ終わるんだ…。
拷問に等しいぞ。
僕はそろそろ限界だ。
周りを見渡すとほとんどの人が死んだような目をしていた。
今にも死にそうな奴や完全に撃沈してる奴もいた。
どうやら、僕だけではないようだ。
僕はふとあるところに視線が止まった。
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