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「何って、ま、真希の恋愛話をちょっと立ち話で聞いてたの」
「…そうですか。真希さまというのはいつもの結愛花様のお友達ですね」
「そ、そう!いやぁ真希ったら好きな人がいるみたいで、私恋愛経験ないのになんて答えればいいか全然わからなかったの、あはは…」
「恋愛話…ですか…。それは楽しそうなお話です」
「うん!そうね!あっほらほら早く帰ってご飯食べよ高宮!」
結愛花はこのまま話を続けたらボロが出ると思い、焦りながら高宮を抜かしていく。
「あ、結愛花さま!待ってくださいっ!」
「ほらほら早く帰るよー!」
結愛花は放課後の図書館がフラッシュバックして突然何故か恥ずかしくなり足早になった。
しかしそんな結愛花に対し、高宮は曲がり角から車の音に気づき、結愛花が危険なことを察知した。
「結愛花さま!そんなに急いでは危ないです!あっ!」
「うんっ?」
曲がり角、車が走ってきた。
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