はじめまして

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「おはよっ」 「おはよー!」 「ねぇ昨日のテレビ見た?!」 結愛花はお嬢様だからといって、有名な高校に通っているわけではない。 ごく普通の高校に通って、毎日を楽しく過ごしている。 「ゆーめかっ!おはよう」 「おはよう」 結愛花に話しかけてきたのは、結愛花と一番仲がいい七瀬真希(ナナセマキ)という女の子だ。 「今日も変わらず可愛いねぇゆめかちゃんっ」 「真希急になに言ってるの?」 「じゃーん!」 結愛花に手紙を見せる。 「なによそれ?」 「結愛花宛てのラブレターだよっ」 「えっ私宛ての?」 「うんっ、結愛花の机と間違えて私のところに入ってた」 「真希のところに?」 「そっ。ちょっとドキドキしちゃったよー」 「…誰からだったの?」 「それは自分で見てみたら?」 真希に手紙を渡されて、静かにそれを開いた。
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