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「ねぇ誰からだった!?」
結愛花が読んでいる手紙を、チラ見しながら聞く真希。
「真希…高梨康太って誰かわかる?」
「えっ!!?」
真希は驚いて結愛花から手紙を奪った。
「あ、ちょっと!」
「ゆ、結愛花ごめん、ちょっと見てもいい?!」
「あー…うん」
そして、まじまじと真希は食いつくように読んだ。
「結愛花…あなた、とんでもない人からお付き合いの申し込みされてるよ」
「あの、それより高梨ってだれなの?」
「えぇっ!そこから?!高梨は、この高校でも他校からも評判のイケメンだよ!結愛花、知らないの?」
「ごめん、知らなかった。」
「まぁ結愛花は興味ないかぁ、イケメンのことなんて」
「はは…」
「じゃあ今日の放課後、図書室に行くの?」
「えっ?」
「ほら、手紙に書いてあるでしょ。放課後図書室で待つってさ」
「そうだね。行かないと悪いし…。」
「じゃあ終わったら、なにがあったか連絡してよね!」
「もうニヤニヤしないでっ、真希ったら~」
そうしてそんなこんなでチャイムがなり、二人は席に戻った。
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