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「姫梨ちゃん大きくなったね、ちょっと 会わないうちに美人さんになって」
叔父さんと父の楽しい会話の途中
ふと気づいたように叔父さんが
私を見て言った。
「あ…はい、ありがとうございましっ」
「っぷ…」
私が焦って噛んだ瞬間
私の顔見て 和幸兄が笑った
え…?
「あ…ごめん ごめん 久しぶり元気だった?」
「うん」
元々叔父さんと父は仲がよく
叔父さんは 和幸兄以外の
子供達を連れ 地元に遊びに来ていた
小さい頃は和幸兄もよく来ていた。
なので 都姉さんや幸一とは仲がいい
二人から和幸兄の事はよく聞いていたし
小さい頃と言っても 和幸兄が
中学2年になるまでは
和幸兄ともよく遊んでいた。
あの頃は、本当に兄のように慕っていて
他2人の従姉弟より和幸兄といる時間のほうが長かった。
和幸兄が中学2年になるまでは
2年間会わない間に和幸兄は
すっかり大人になっていて
私の全然知らない男になっていた。
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