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…―
あの夜から一夜明けた。
そして、私は蓮華さんと向き合っていた。
『聖夜…あなたに、言わなければならない事があります』
『………昨日の…私の事ですよね…』
『聖夜の産みの親と育ての親は、双子であり不思議な力を持っていました。
その力を聖夜も引き継いでてもおかしくない…。
けれど、聖夜が危機に晒されない様に、封印をかけてたの…。まぁ、覚醒するかどうかは分からなかったけれど、本当に覚醒するとは、思ってなかったから正直、驚いたわ』
聖夜は、俯いた。
『私…一体…何者なんですか?』
『え…?』
『あの時…不思議な感覚に陥りました。何か…思い出しそうな…不思議な気持ち…』
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