元ホストと小娘

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「彩菜さー」 「んー?」 「かなり呑むね(笑)」 知らず知らずの内に ヒロさんのペースに合わせていた 「そんな強くないよ?」 「いや、お前焼酎に変えて 何杯目だよ(笑)」 気づくと開けたばかりの一升瓶が 空きかけていた 2人でのんでいたとはいえ かなりのペースで飲んでいた 「足りなそう…」 ボソッと呟く 「は(笑)? どんだけ飲むねん!」 ヒロが噴き出した 「ヒロさんも全然でしょ?」 「うーん」 「うち買いに行ってくる」 「え?俺も行くよ」 「いーよ、別に」 シュンとするヒロさん 「…んー やっぱ一緒いこ? 道分かんないや」 なんかこんなやり取り あった気がするな(笑) 上着を羽織り玄関に向かう ドアを開けると冷たい風が頬を撫でた
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