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昔々、黄色の国の物語。
それはそれは可愛いらしいリンという名前の女の子が治めている黄色の国がありました。
黄色の国の王女リンは我が儘で自分勝手で世間を何も知りません。
『お金が足りなくなったなら愚民共から絞り取れば良い!私に逆らう者達は粛正してしまえ!!』
これが、彼女の口ぐせでした。
そんな彼女のお城は絢爛と輝く豪華な調度品で埋めつくられています。
これは全て、国民から集めたお金で彼女の為に造られたのです。
『…さすが、レンね。』
王女には顔の良く似た召使いが居ました。
名前をレンと言います。
レンは王女の為になら何だってしました。
お城の綺麗な調度品も、全てレンが造らせたのです。
ある日、王女がお城の窓の外を眺めて居ると綺麗な白馬に乗った赤い女が見えました。
王女は言いました。
『レン、私あの白馬が欲しいわ』
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