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『あなたは今日からジョセフィーヌよ。うふふっ』
ーーー…
レンは赤い女に言いました。
『リンがその白馬を欲しがって居る。白馬を寄越して欲しい。』
赤い女は一瞬驚いた様に瞳を見開き
『………断る、と言ったら?』
『あなたは自分の欲の為にまた税を上げる事になって苦しい思いをする程愚かではないでしょう。』
『随分、横暴な召使いさんね…』
『決めるのは僕ではなくリンだ。リンの性格はあなた達はご存知でしょう?僕が白馬を連れて帰らなかったら、次にどうゆう命令を出すのかを。』
『くっ………。』
赤い女は悔しそうに
『元気でな。』
と白馬を一撫ですると白馬に背を向けて徐々に遠ざかって行きました。
ーーー…
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