7人が本棚に入れています
本棚に追加
さっきの状況を見てこの話が冗談ではないのは分かった
「分かったら鳴海も篠原にはあまり関わらないようにしとけよ」
そういうと悟司は教室から出て行った
「この状況に1年も耐えてきたのかよ・・・」
==========
「よう、おはよう」
次の日、拓哉は教室に入ってきた三咲に声をかけたが三咲は無視して自分の席に座った。
「ちょっと聞きたい事があるんだけど」
拓哉が話しかけても顔を見ようとはしない。
「もうすぐ授業が始まりますよ」
そう言って机の中をがさがさしている三咲の表情が曇った。
「ほれ」
そう言って拓哉は自分の教科書を三咲に差し出した。
「えっ?」
「教科書無いんだろ?俺の使えよ」
三咲は状況が掴めず教科書と拓哉を交互に見ていた。
最初のコメントを投稿しよう!