一章

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002  「そんな事が今朝あってさ。やれやれ、投稿すべきなのは姉さんの不快イ話じゃなくて、僕だったなんて」  はぁ、と僕はため息をつく。  ちなみに今のは投稿と登校をかけたのだ。分からない人が居るかもしれないから、一応ね。  なんだったらこの後職員室に投降しなければならない。  あれから、「もっと早く起こせよぉぉぉぉぉおお!!!!」と叫んだ後、40秒で支度し、姉さんの「だって今起きたんだもん♪てへぺろ」というセリフを無視し、頭突きをキメ、何が時は金なりだテメェも寝坊してんじゃねぇかと思いながら、ダッシュで学校へ向かったのだった。まったく、僕はドーラの友達かよ。  すると僕の周りにいた二人の内の一人、一目でスポーツをしていると分かる体格に、髪に少しメッシュを入れた男子、柵仲渡が話しかけてきた。  「いやいや、やれやれじゃねぇよ。都議先生かなり怒ってたぞ。怒ること山の如しって感じで」
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