0人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
衝動的な行動。
そう、あの時からだ。
彼女の声を聴いてから、
彼女の歌を耳にしてから、
彼女の顔を見てから。
胸の高鳴る鼓動は、ビートを刻み、
緊張なのか、照明なのか
わからないが、汗が滲む。
僕は、高まる気持ちを抑えつつ、
ギターコードを抑え、
ピックを握る手を
弦の上で上下させた。
「ジャカジャーーン」
ギターの音はアンプを通して、増大し、
綺麗な音を奏でる。
最初のコメントを投稿しよう!