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「おめでとう。今日から紫瑠紅のNO.1はお前だ」
「はい」
「おめでとう御座います!!」
「凄ぇよ織さん!!」
「ありがとう」
友人の家へ遊びに行った帰り道、予定も無いので遠回りして帰ろうと思い行った事の無い道を選んで歩いてると新宿の方まで来ていたらしく遠回りし過ぎた事に気付き慌てて駅へ身体を向けた瞬間背後から声が聞こえた
「君、其処の君」
「あ、僕ですか?」
「ねぇ、ホストにならない?」
「…………はぁ!?」
声を掛けて来たのは25~30才くらいの男性
赤い髪を軽く後ろに流し
身長は推定175
黒いスーツに紅のネクタイ
格好いいより綺麗系
男性はニコニコ笑いながら話だけでも聞いて欲しいと頼み込み2人は店に移動する事になり、時間的に開店準備には早いらしく事務所に数人居るだけだと言った
店に着くと青年は看板を見上げて思わず脚を止め不思議そうな顔をしている
「なんて読むんですか?」
「紫瑠紅(シルク)だ」
「へぇ……」
後ろ髪を引かれつつ裏口から中に入り事務所に顔を出すとパソコンを見つめながら議論していた2人が振り返り、男性と話してる内容を聞く限り2人は幹部のようだ
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