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仮に花が死んだら臓器移植を待つ人に提供(あくまで提供、ここ大事だぞ)する
稀に(100％でも稀に！)提供を受けた人が感謝の気持ちとして高額の寄附(あくまで寄附)をくれるので、きちんと世話係には賃金が払われる
｢だから前の世話係はただ何もせずにいたよ｣
いや…待てよ？
｢食事も出来ない大病だったんですか？｣
死にそうで手が施し様がなかったのなら
｢いや？１週間の高熱で飲み食いはできなかったが、その後熱が落ち着いてからも何もしなかったな｣
｢そんなっ人としてそんなことっ｣
｢何にもしないで10日毎に手に入る10万円…ダメな人間はすぐに本性を現す｣
信じられない
怒りで頭がおかしくなりそうだ
｢熱で体力は落ち、脱水症状もでてから1月半…よく生きていたもんだ｣
｢貴方は医者でしょう？何故助けなかったんですか？｣
｢私は医者だよ、世話係じゃない。世話係から連絡がない限りこの町に立ち入ることは出来ないんだ｣
知らなかった
すんなり隠し扉に入って来俺はそんなこととは思わなかった
ここは何かが狂っている
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