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いまだに喉が張り付いたようで声がでない
この人が私の側に居るようになってどのくらいがたったのか…
ほんの数日かもしれないし、数週間たったのかもしれない
枯れ枝と見間違う程の腕は細すぎるものの艶が出てきて腕とわかる
あの時折感じた痛みは点滴の針を刺す痛みだった
今も私の腕には点滴が繋がっている
あの人が口に運んでくれるのも水やスープからポタージュやお粥に変わっていた
「起きた?」
優しい声に目線だけ向けるとトレーを手にしてあの人が立っていた
「ごはんだよ、食べれそう?」
蓋を開けると湯気がたち美味しそうな匂いが鼻孔をくすぐる
「今日はチーズとトマトのリゾット風お粥です」
目の前のあの人が優しい目をしてさっとスプーンを差し出した
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