タイムスリップ

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今さらだけど、ここは私の部屋じゃない。 ベットに寝ていると思っていたのに、私が寝ていたのは今時珍しい布団。 「ここ、は・・・。」 家でもない、病院でもない、ましてや見知らぬ家。 扉なんて、木で出来たドアじゃなく、布みたいな素材の襖。 度が過ぎるほど古めかしい。 「おーい、聞いてる?」 男の人の声にはっとして我に返る。 そういえば、さっきから私の隣に座っている、この三人男の人たちも様子がおかしい。 このだっさい格好は何? 水色のはっぴの袖には白く山形模様。 はっぴとか、お祭りの途中だったんだろうか。
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