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ちーちゃんの説明を聞いてくろは嫌そうに顔を歪めながら言った。
ついでにべろまで出して。
……?
クリーン活動のグループに入ってるくろとへいちゃんは気が合うと思うけどなぁ…
「まぁ俺は頑張れとしか言えない。あわよくば攻められてこいとおm「絶対攻められねぇから!」……ちっ」
えぇぇ!ちーちゃんが舌打ち!?
内心びくびくしながらもくろにお別れを言ってボクとちーちゃんは風紀室に戻った。
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(SIDE:久音)
あー…マジかよ。
同室者がそんな面倒な奴とか俺ツいてねぇわ。
いや、そもそも退学になって死ぬ気で勉強した時から何もかもツいてねぇ…
兄貴にはこんなダセぇ変なオタルックな格好させられて総受け、若しくは総攻めを期待しているとか言われるし。期待されても俺はノーマルだっつの!!
まぁ今のところの唯一の癒しははる先輩だけど…
マジ初見からヤバかった。人形みてーに整った可愛いらしい顔立ちをしてて…動かなかったら人形と間違える自信あるし。
おまけにちっこくて…なんか先輩に見えねぇし小動物みてぇだ。
はる先輩を思い出しながら部屋の扉を開ければ、ほんと…ナイスタイミング。いやバットタイミング?…マジでツいてねぇ。
丁度個人部屋から出てきた同室者であろう白鹿とばっちりと目が合った。
…
なんか想像してたのと違ぇな…。無類の綺麗好きっつーから不細工かと思ってたら、そいつはすげー美形だった。
黒縁眼鏡にサラサラな色素薄めの髪の毛。背は俺より少し高めだから…178くらいか?足長すぎんだろ。こーゆうのを美人っつーんだろうな。
若干呆けながら白鹿を見ていれば、暫くして白鹿が口を開いた。
「………醜いな」
「……は?」
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