あにまる1

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「……いや、忙しいなら仕方ないか…100歩譲って…うん、副同士で別にゆずでも……ゆずは受けだけどこの際…」 うん? 今度はなんかぶつぶつ言い出したちーちゃん。 ボクは受け?なにを受けるんだろ……やっぱりちーちゃんは謎すぎる! 「ゆず、それ俺もついて行っても良いか?見回り丁度終わったし」 「ほんと?じゃぁ一緒にいこー!」 ちーちゃんがいたら心強いやっ! ということで、ちーちゃんと一緒に行くことになり2人で校門に向かう。 校門のとこには転校生らしき人の人影が………………………まっくろくろすけ? そこには全身真っ黒の格好をしたまっくろくろすけがいました。 「キャッホー!!王道転校生♪王道転校生♪ボサボサの鬘に瓶底眼鏡、正にオタルックだけどその下は誰をも魅了する程の美少ね…ん………んんン!?」 … おーどー転校生…ってなに?オタルック? なんか最後らへんで疑問形になっちゃってるよ? 「どーしたの?」 「いやいや、王道転校生はデカくても165だが…あれはどう見ても175を越えてる……しかもスタイルよし。…ちょ、マジかよ!あれじゃあ受けじゃなく攻めに……」 あれま。 またなんかぶつぶつ言い出したちーちゃん。 うん、もーほっとこー! 取り敢えず、ちーちゃんの手を引っ張って転校生の元まで行けば、あちらもボク達に気付いたっぽい。 ボクを見て何故か口を半開きにポカーンとする転校生。 「?」 「…(なんだこのちっちぇ生き物は…可愛すぎんだろ。こっち見て不思議そーに首傾げてるし…やべぇ)」 固まっちゃった。
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