恋の予感 *1

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彼は確か…えっと。 「草津」という名札が 彼の胸ポケットから チラチラ見え隠れする。 「何ハモっちゃってんの??桜の葵なんだからね!」 と、頬を少し膨らめる桜 それに気付いた草津は焦り、男友達に話しかけていた。 草津…楓だっけ、 クンシランって花を知ってるって…詳しいなぁ。 そういうキャラだっけ? まだぷぅっと膨れっ面の桜がジッと見てた。 「ハモったのは聞き間違いだってば!!」 「むー…。」 桜は納得いかない顔をしながらも、 もういいよと小さく呟いた。 それと同時に予鈴が鳴った。 「今から専門部会決めます」 専門部会…といえば 園芸部会!園芸部会! 絶対に…ぜーったいに園芸部会に入る!! 花好きな私には欠かせない! ―…「では園芸部会に入りたい人」 「「はーい」」 ……え?
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