恋の予感 *1

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「ふ~んふふ~ん♪」 花の水やり当番になれるなんて…もうっ最高っ!! 他のクラスの園芸部員に 代わりに水やっといてあげるって言ったら、快くOKもらえたし♪ 草道中学校の花壇って 超大きいなぁ♪ 鼻唄を歌いながら花の雑草抜きをしていた鈴花の後ろから 小さな声がポツリと聞こえる。 「あの…俺も手伝ってイイか??」 ん?まさか…まさかまさか… 恐る恐る後ろを振り返ってみると、 「出た、草津!!」 …はっ!声に出してしまった!! 草津は頭をペコリと軽く下げて、帰ろうとした。 「ま…待って!!手伝って!」 そう言うと、草津はくるッと素早く振り返った。 顔を見ると、キラキラと目を輝かしてこちらを見ていた。
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